舌の位置と鼻呼吸の大切さ
歯並びを悪くする原因は大きく分けて6つ
- 舌の位置
- 口呼吸
- 喋り方
- 飲み込み方
- 悪い姿勢
- 食事の噛み方
舌の位置

左端の図の様に、舌が上顎に付いている状態が適切な舌の位置です。
上記の場合、様々なメリットがあります。
歯並びが綺麗になる
舌が正しく上顎に付いていると、歯並びが綺麗なアーチ状になります。
Bad


Good


上顎の成長が進む
舌が適切な位置にあることで、飲み込み方が改善されます。
人の1日の嚥下回数は1500〜2000回といわれており、飲み込むときの舌の圧によって、上顎の成長を促します。
Bad
Good
適切な姿勢に導く

舌は体のバランスを保つ役割もあります。
舌が下にあると顔が前に突出し姿勢が悪くなってしまいます。
鼻呼吸の大切さ
鼻呼吸には口呼吸と比べて様々なメリットがあります。
口呼吸の場合
口、喉が乾燥
- 虫歯になりやすい
-
菌が直接体内に入る
- 風邪を引きやすくなる
- 悪い菌が血液に乗り、全身を巡る
- アトピーや喘息の要因に
中顔面の下方成長
- 垂れ目がちになり目力が低下
- 目の下にクマができる
姿勢が悪くなる
- 頭部の重心が前下方へ傾く
-
呼吸が浅くなり口呼吸に依存しやすくなる&酸素を取り込む量が減少
- 疲れやすくなり、集中力が低下
口蓋の劣成長
- 上顎のアーチが狭くなり歯並びが悪くなる
- かみ合わせが悪くなる
扁桃腺肥大のリスク
- 免疫力の低下
- いびき、鼻詰まり、中耳炎、アトピー、喘息、睡眠時無呼吸症候群などにもつながる
鼻呼吸の場合
口の中で潤いが保たれる
- 虫歯のリスクが減少
- 歯ぐきの腫れや口臭の予防
免疫が正しく働く
- 鼻の構造で悪い菌を体内に入れるのを防ぐ
- 風邪を引きにくい丈夫な体になる
- 酸素が身体中に行き渡り細胞が活性化
- 集中力が向上し美肌効果にもつながる
中顔面が適切に前下方に成長
- ふっくらとした頬と鼻筋の通った整った印象に
- 目力が向上
美しい姿勢
- 体のバランスが良くなる
- 見た目も凛とした印象に
鼻呼吸の意味
鼻呼吸には、下記の役割があります。
- 「繊毛」などにより異物を除去し、体内にきれいな空気を送る
- 「口呼吸」に比べて多くの酸素を取り込み、換気が可能
※口呼吸の場合、二酸化炭素の血中濃度が減ってしまい「過呼吸」の原因に繋がります。
よく噛むためには
Bad
- 柔らかい物ばかり食べる
- 丸飲みをする
- 早食いをする
Good
- 硬い食べ物を食べる
- 野菜なども大きめに切る
- 20回以上噛んで食べる
- 焦らずゆっくり食べる