子ども矯正・MFT(筋機能療法)について
2025年11月6日
本日は一般的にMFT:Oral Myofunctional Therapyと呼ばれる、口唇や舌、噛む筋肉を鍛えるトレーニングについてです。
現代では、母乳の期間が短くなりがちで離乳食もチャイルドフードのような触感があまりないものを食すようになっていることから
子どもたちの噛む力や口唇の閉鎖力、舌の挙上力などが弱まっているのが特徴です。
現在、久米川Cosmos矯正歯科では、口腔筋機能療法(MFT):Oral Myofunctional Therapyを専門としているセラピストによる、舌や口腔周囲筋のトレーニングを行っております。
歯列や顎骨の発育は遺伝的なものと非遺伝的なものとにわけられ影響を及ぼします。非遺伝的な要因としては、食生活、授乳状況などによるものが多いと考えられます。いわゆる軟食といわれる食事を多くとれば噛む筋肉や舌、口腔周囲筋は発達せず顎の成長も促進されません。
図1歯は内側に舌、外側に口唇があり(図1)、その均等が取れた場所に並んでいきます。歯のような硬い組織でも筋肉の力によって動いてしまいます。筋肉は骨についているので筋肉の未発達は、顎の成長にも影響を及ぼします。口腔筋機能療法(MFT)で口腔周囲筋を鍛えることにより、小顔効果も期待できます。
お子さんの歯並びの原因を考える
不正咬合に限ってみると、患者さんには共通点があります。
それは、鼻炎などのアレルギーがある方がほとんどということです。

鼻炎があり口呼吸の場合、舌が低位に位置して犬のように呼吸することになります
本来、舌は上方にあり口を閉じて鼻で呼吸するという一連の動作が当たり前に行われるのですがそうでないと、歯並びにも大きな影響を及ぼしてきます。
矯正歯科では、MFTといって口腔筋機能のトレーニングを行い舌や口腔周囲筋を鍛え舌の正しい位置や使い方を習得します。
しかしながら、鼻炎で鼻呼吸ができない場合にはなかなか上手くMFTの効果が得られません。
まずは、薬に頼らずに鼻炎を治すこと
そして、MFTによる舌位、正しい舌の動きができるものと信じています。
今言われている、出っ歯や乱杭歯などの不正咬合の出現は江戸時代中期以降の頭蓋骨から確認できます。
その時代以前の頭蓋骨からは不正咬合だけでなく、虫歯や歯周病で歯が抜け落ちている例はほとんど見られないのです。
我々のDNAと違うホモサピエンスではありません。
現代の生活環境、食事環境が大きく変化し、口腔内だけではなく歯並びにも変化がみられるようになってしまっているのです。
まずは身体に起こっている鼻炎やアトピー性皮膚炎(炎症)が何によって起こっているのかを探ってみることが大切なのかもしれません
院長 篠原亨太郎




