矯正治療に伴うリスクや気を付ける注意事項
2023年2月15日
⌈⌈歯科矯正治療(ワイヤー矯正・マウスピース型矯正)のリスクや副作用について
1.虫歯・歯肉炎・・・・ワイヤー矯正・マウスピース型矯正治療ともに砂糖の多い食事によりプラーク(細菌の塊)が増え歯肉炎(歯茎の炎症による腫脹)や虫歯を引き起こします。虫歯になってしまったり歯肉炎(歯茎の炎症)を起こしてしまったっ場合には、装置をいったん除去することにもなりますので治療期間の延長につながります
2.歯根吸収・・・・歯を動かすには、ワイヤー矯正でもマウスピース型矯正においても、歯に一定の力を加えなければなりません。歯を動かす場合には、力をかけることにより歯の根っこが骨の中を移動します。過度な力により根の先端が吸収して短くなることがあります。
3.歯髄壊死・・・・まれに歯を動かすことにより歯の神経が死んでしまうことがあります
4.歯肉退縮・・・・叢生(デコボコ)が大きい場合で成人の患者様の場合、特に前歯において歯肉がついてこないことがありその場合、隙間があるように見えることがあります
5.歯根露出・・・・叢生(デコボコ)が大きい場合で、歯を抜かないで無理に並べた場合には根っこが骨から出てしまい、根の露出により冷たいものが染みるなどの知覚過敏症状(Hys症状)が起こる場合があります。
6.顎関節症・・・・矯正治療によって顎関節の位置が変化し、ごく稀にあごの関節で音が鳴ったり、お痛みが出る等の症状が出たりすることがあります)
7.金属アレルギー・・・・金属等のアレルギー症状が出ることがまれにあります
8.歯が動かない・・・・幼少時の外傷などによって稀に歯が全く動かないことがあります。その場合はインプラントなどの補綴処置が必要なこともあります
2023/2/15 院長 篠原亨太郎